1年間で80人採用/採用データ分析から活躍する人材を見つけ出す【FiNC CHO中山理香さん】
ヘルステックベンチャーとして現在注目を浴びる株式会社FiNC。最先端AIトレーナーによるパーソナル指導が受けられるとして話題のヘルスケア/フィットネスアプリ「FiNC」や、パーソナルトレーニングを受けられるプライベートジム「FiNC Fit」をはじめ、様々な健康や美容のサービスを創造し続けています。しかし、事業の急成長には人材確保が不可欠。HRMOS採用管理を使いながらどう採用戦略を立てているのかを、同社の執行役員であり、人事戦略本部 CHOの中山理香さんに聞きました。[sponsored by HRMOS採用管理]
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高齢化先進国だからこそ、日本発でヘルスケアのグローバルスタンダードを目指す
――ヘルスケアのスタートアップ企業として注目されていますが、まずは、御社のビジョンをお伺いさせてください。
中山理香さん(以下、中山): 私たちのビジョンは、「一人ひとりのかけがえのない人生の成功をサポートする」というもので、具体的に言うと、“多くの人の寝たきりの人生を減らし、 健康寿命を延伸したい”のです。
元々、創業者の溝口はトレーニングジムを経営しており、FiNCの創業当時は、トレーナーや管理栄養士のバックグランドを持つ人を多く採用しておりました。ただ、提供するサービスの規模を広げたときにITの力は不可欠なので、CTOの南野が中心となってエンジニア採用を強化していきました。
おかげさまで少しずつ認知度も高まり、右肩上がりに弊社の従業員数は増えていて、現在200名ほどになりました。特に、2017年はかなり採用のアクセルを踏み、80名が入社しています。急速に人を増やした結果、どこの会社も直面する成長の壁も経験しました。2018年は、必要人材は充足しつつあるので厳選採用を進めていくつもりです。
採用データ分析から見えた「活躍する人材の採用チャネル」
――「2018年は厳選採用を」とのことでしたが、当初どんな採用戦略を持っていたのでしょうか。
中山: 採用分析は2017年から行っています。私のバッググラウンドはもともと人事ではなく、マーケティングやアプリのプロダクトを作るといった数字を扱う業務に長く従事していました。人事に移ってきたタイミングで、人事の採用単価や採用の質を上げるために、いろんな数字をエクセルベースで管理し、分析してみようと思いました。
当初はまだまだ仮説ベース。どんな差が出るのかはやってみないとわからなかったので、とりあえず蓄積したデータを集め、ブランク部分は社員へ個別にヒアリングを行って、分析に必要なデータベースを完成させました。
――いろんな数字をデータ化していくなかで、明確にできた傾向などはありましたか。
中山: 採用単価を下げる方法論はもちろんですが、 一番明確にできたのは離職率と、弊社のなかで活躍している人材が、どのようなチャネルで採用した人が多いのかという点 です。質の高い人材を採用するためのチャネルを可視化できたことで、ある程度経営陣と共通認識を持つことができました。その経験から「もっと採用戦略にデータを活用したい」と考えて導入したのが、採用管理システムの「HRMOS」です。 「HRMOS」で更に分析が容易になり、採用戦略に活かした結果が2017年の80名という採用に繋がっている と思います。