チーム・組織開発

「100人の壁」突破のカギは、各自がビジョンを宣言し、お互いを賞賛し合うピアボーナス導入だった【Phone Appli石原社長】

BizHint 編集部

5年連続国内シェアNo.1のWeb電話帳サービスを提供し、「日本一のコミュニケーション改革企業」を目指す株式会社Phone Appli。業績が拡大し、組織規模も大きくなった結果、コミュニケーション不全になる「100人の壁」に直面。その後、個人のビジョン制定や1 on 1、ピアボーナスツールUniposを導入するなどの改革を実施されてきました。どのように組織課題を解決してきたのか、代表取締役社長石原洋介さんに伺いました。[sponsored by Fringe81株式会社]

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事業拡大で生まれた『部署間の壁』と『現場との距離』

――Phone Appliの事業概要と、事業成長に伴い発生した組織課題について教えてください。

石原洋介さん(以下、石原):「当社はさまざまなコミュニケーションツールの連絡先をクラウドで一括管理し、部署やキーワードから社員を検索して連絡できるWeb電話帳『連絡とれるくん』を開発・提供しています。サービス導入企業は800社を超えてきました。従業員数は、4年前は40名ほどでしたが、今では120名まで増えました。

成長して社員数は増えたのは喜ばしいことですが、組織のマネジメントの難易度は高くなってきています。 今では施策を打つことで改善されていますが、1年ほど前までは大きく3つの課題を感じていました。

ひとつは組織のなかに壁ができて、連携が悪くなっていた ことです。

少人数だったときは頻繁に全体ミーティングを行い、課題を共有できていました。一人二役以上は当たり前で、横断的にこぼれたボールも拾いあっていました。人数が増えるとどんどん仕事が細分化され、個人の役割も明確に定義されていきます。その一方で『この課題、そもそも誰がやるんだっけ?』と宙ぶらりんになっている仕事も増えました。社員同士で『知らない人や別の担務を持つ人に、協力をお願いするのは申し訳ない』と気が付かないうちに相談できなくなるバイアスも働いていました。

2つ目は、 現場で何が起こっているかが把握できなくなった ことです。以前は、『俺の背中を見てついてこい』と、雰囲気でマネジメントができていましたが、組織に階層ができることで自分の意図が現場に伝わり辛くなりました。気づけば、営業の場面で、お客様の課題解決の方法として提案していたはずが、半ばプロダクトを押し付けるようなスタイルになっていたこともありました。とある会議に出るまで、そこに気づくことができなかった。スピーディーに業務を進めてもらうために権限譲渡したのはよかったものの、予期せぬ弊害が起こっていました。

3つ目は、 従来型の評価制度の限界を感じていた ことです。一般的には、人事考課は目標管理シートを使い個人の業務を明確に目標に定め半年に一度振り返ります。ですが、そもそも目標管理シートに書くほどでもない細かな仕事は無数にあり、その業務に対しての評価はできません。小さい組織であれば、一人ひとりの顔を見ながら反映することもできる。しかし規模が大きくなってくると細かな部分を拾うことは難しくなります。

そもそも、半年に一度振り返ると言っても、ビジネスを取り巻く状況は加速度的に変化しています。『半年前に決めた目標管理シートを見ても、今は別の業務をやっていて評価しようがない』と形骸化し、 “なんとなく”評価が決まっている企業も多い でしょう。我々も同様の課題を感じていました」

『従来の評価制度』では抜け落ちていた仕事を評価するピアボーナス

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